2019年度胆振管内体育協会連絡協議会研修会(胆振管内体育協会連絡会など主催)が13日、苫小牧市若草町の白鳥王子アイスアリーナで開かれた。元フリースタイルスキー・モーグル日本代表の伊藤みきさんが講演し、伊藤さんは競技人生の経験で得たことや恩師との出会いについてユーモアを交えて語った。
研修会には胆振管内の体育協会に所属している職員を中心に、苫小牧市体育協会に加盟している体育団体などから約20人が参加した。伊藤さんは「スポーツを通じて学んだこと」をテーマに講演。トリノ、バンクーバー五輪と活躍したが、14年のソチ五輪は、右膝前十字靱帯(じんたい)損傷の大けがの影響で、代表には選ばれたものの本番直前に棄権した。
その後のリハビリ生活などについて振り返り「この大けががあったから人間として成長できた。五輪に出られない悔しさをかみしめ次の五輪を目指すこともできた」と語った。
関わってきた指導者たちとのエピソードも披露。最後は「自分にはスキーしかないと思っているし、一生懸命取り組んできたからここまで来られた。後進にもそういった経験などを伝えていけたら」などと語った。
講演会後には、同会場で行われたアジアリーグの王子イーグルス―栃木日光アイスバックスの試合も観戦した。