サントリーカップ第16回全国小学生タグラグビー選手権大会北海道ブロック大会は13日、北広島市総合体育館で開かれた。苫小牧のチームのPROVOCATOR苫小牧は予選敗退を喫した。
全道各地の予選を通過した12チームが参加した。予選は4ブロックに分かれて、勝ち点方式による総当たりのリーグ戦を展開。各ブロック上位2チームが決勝トーナメントを行った。
PROVOCATOR苫小牧は昨年全国大会に出場した強豪2チームと同じブロックに入った。1試合目の芦別スター☆トライブに6―8で競り負けると、2試合目の網小ウォセカムイに2―10で完敗し、ブロック3位となり予選敗退した。
大会は屯田ウィンドブレイクスと遠軽ラグビースクールRedsが優勝した。2チームは2月に東京で開催される全国大会の出場権を獲得した。ふらのへそタグスAが3位だった。
日本ラグビーフットボール協会と北海道ラグビーフットボール協会が主催。スポーツ庁や道教育委員会などが後援した。
関係分の試合結果は次の通り。
▽予選Aブロック 芦別スター☆トライブ8―6PROVOCATOR苫小牧、網小ウォセカムイ10―2PROVOCATOR苫小牧
―悔しい敗戦も、次に
予選2連敗で決勝トーナメント進出を逃したPROVOCATOR苫小牧。強豪チームと同じブロックに入ったこともあり、厳しい戦いを強いられた。星野いくみコーチは「自分たちのやりたいことができていなかった」と悔しさをにじませた。
1戦目は試合終盤まで一進一退の攻防を繰り広げたが、勝ち切れなかった。主将の村田碧志(北光小5年)は「練習通りのプレーはできていたけれど、もっと声を出してディフェンスする必要があった」と語った。
前回大会の準優勝チームとの対戦では2―10で完敗。星野コーチは「隙を突いた連係プレーで1点をもぎ取ることができた」としながらも、「ほとんどのパスが相手に読まれ、思うように攻めることができなかった」と敗因を語った。
それでも、村田が各試合で活躍した選手に与えられるMIPを2試合とも獲得。星野コーチは「(村田は)バスケットボールチームでもポイントガードを務めているが、タグラグビーでも司令塔としての役割を果たしていた」とたたえ村田の背中を押した。