イカキング、津波にも無傷 「無駄」批判も、復興の支えに―石川

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  • 2024年3月12日
イカキング、津波にも無傷
「無駄」批判も、復興の支えに―石川

 能登半島地震で深刻な津波被害を受け、多くの漁船が損壊した石川県能登町で、かつて「無駄遣い」と批判を浴びた巨大モニュメントが無傷で残った。全長13メートルのスルメイカをかたどった「イカキング」。津波にさらされながら微動だにしなかったその姿が、復興に向けた住民の心の支えになりつつある。

 「こんな笑顔は久しぶりに見た」。2月下旬、イカキングの前ではしゃぐ娘たちの姿を、母親は目を細めて眺めていた。地震の前にも見に来たことがあるといい、母親は「地震や津波があっても生き残っていて強い」と喜ぶ。4歳の娘も「壊れなくて良かった」とはにかんだ。

 イカキングは、能登町越坂の観光施設「イカの駅つくモール」にある。同町で盛んなイカ漁をアピールしようと、2020年6月に開業した。ただ、21年3月に設置されたイカキングの製作費に新型コロナウイルス対策の臨時交付金約2500万円が充てられたため、コロナ対策とは無関係な支出として国外でも報じられる事態となった。

 地震発生当日、施設は大きな揺れの後、高さ50センチの津波に襲われた。浸水し電気設備も壊れたが、イカキングに目立った傷はなかった。1月20日にはX(旧ツイッター)に「津波が迎えに来ましたが、海には帰らず、いつもの場所にいます」と投稿した。

 つくモールの林生一郎駅長(45)は「地震の前は多くの人が見に来ていた。無傷でいてくれて本当に良かった」と胸をなで下ろす。施設は休業を余儀なくされたが、再開に向けて準備を進めている。林駅長は「イカキングは能登に残ってくれた。地域のなりわいを途絶えさせないためにも、一緒に盛り上げていきたい」と決意を新たにした。

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