第24回大学アイスホッケー交流戦苫小牧大会ファーストステージは27日、ネピアアイスアリーナ=苫小牧市=で決勝が行われ、中央大学がゲームウイニングショット(GWS)の末に5―4で明治大に競り勝ち優勝した。3位決定戦では東洋大が2―1で法政大を下した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて4年ぶりの開催。23日に開幕、ファーストステージには12チームが出場。トーナメントで白熱した試合を展開した。上位4チームは1点差の試合が続き、ハイレベルな戦いを見せた。
30日からはセカンドステージが始まり、15チームがトーナメント戦で栄冠を競う。
▽決勝
中 央 大5―4明 治 大
▽得点者【中】佐藤佑(角丸)夏野(佐藤尚、小形)夏野(小形、高崎)種市(小形)荒木【明】小森、村社(井口)石井(竹谷、花田)井口(三浦)▽GK【中】川合【明】中村
▽3位決定戦
東 洋 大2―1法 政 大
▽得点者【東】橋本(今)大和【法】北川(斉藤、金子)▽GK【東】田村【法】須田
▽準決勝
中 央 大3―2東 洋 大
▽得点者【中】角丸(種市、大野)辻、種市(角丸、佐藤佑)【東】橋本(大久保、大和)川岸(大久保)▽GK【中】川合【東】佐藤
明 治 大4―3法 政 大
▽得点者【明】石井(馬場)井口(大竹)大竹(村社)井口(村社)【法】荒井、床(斉藤、北川)山村(北川)▽GK【明】中村【法】梯
▽2回戦
明 治 大10―4大東文化大
法 政 大3―1慶 応 大
中 央 大6―3日本体育大
東 洋 大8―3早稲田大
▽1回戦
大東文化大6―4日 本 大
慶 応 大3―2関 西 大
日本体育大5―2関西学院大
早稲田大(不戦勝)同志社大
GWSの末に優勝をつかんだ中央。八戸監督は「序盤に3失点と厳しい展開からよく耐えて勝ち切った」と選手をたたえた。
決勝は第1ピリオドに3失点と苦しい展開も、粘りを見せて1点ずつ返した。東京都で行われた春の大会では4位と悔しい結果に終わった。春の準決勝で東洋に敗れた反省を生かして「守りを中心に攻撃に転じるホッケーをこの夏の合宿で取り組んできた。結果として成果を挙げることができてほっとしている」。今回は準決勝で東洋にリベンジを果たした。
入学当初からセンスが抜群で頼もしい選手―と八戸監督が評価するのはFW角丸(2年)。苫小牧東高を卒業後、中央大に入学し第1セットで活躍。今大会1得点4アシストと存在感をアピールした。「決勝はチャンスで得点できなかったので、もっと頑張らないと」と角丸。
1年目から体づくりに励み、体重を5キロほど増やした今夏。視野の広さを武器に攻撃の起点として活躍する角丸は「この優勝の感触を忘れず、今後の大会でも優勝を目指していきたい」と締めた。