第10回女子日本アイスホッケーリーグ(スマイルリーグ)は8~10日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で1次リーグが行われた。Aプールの道路建設ペリグリンは3戦全勝で1位。トヨタシグナスは全敗で4位だった。SEIBUプリンセスラビッツが2位、Daishinが3位。
女子日本アイスホッケーリーグ
【Aプール】
10日
道路建設ペリグリン2―1SEIBUプリンセスラビッツ
▽得点者【道】川島(輪島)細山田(小池、大滝)【S】山下光(久保)▽GK【道】増原【S】小西
Daishin4―3トヨタシグナス
▽得点者【D】小川(冨内、浮田)寺島(佐藤、浮田)浮田(山本)寺島【ト】志賀葵(志賀紅、藤本)志賀紅(獅子内)志賀紅(三浦、桜井芽)▽GK【D】佐々木葉、川口【ト】酒井
9日
道路建設ペリグリン4―2トヨタシグナス
▽得点者【道】日向(鎌田)早川(輪島、細山田)輪島(高、早川)高(輪島、早川)【ト】三浦(伊藤小)伊藤優(垣原、志賀紅)▽GK【道】増原【ト】所
SEIBUプリンセスラビッツ4―2Daishin
【Bプール】
10日
帯広クレインズレディース3―1VORTEX札幌アイスホッケークラブ
札幌インフィニティーズ6―3中学選抜
釧路ベアーズ7―1高須クリニック御影グレッズ
9日
VORTEX札幌アイスホッケークラブ5―4高須クリニック御影グレッズ
帯広クレインズレディース7―0中学選抜
釧路ベアーズ2―1札幌インフィニティーズ
―道路建設、接戦も終盤に強さ
道路建設ペリグリンが前々回大会まで8連覇した強豪、SEIBUプリンセスラビッツを接戦で下した。
決勝点は第2ピリオド19分、数的優位なパワープレーでDF小池のシュートをDF細山田がゴール前で合わせた。「きれいにパックが見えて当てるだけだった」と細山田。寺尾監督も「日本代表のラインがいつも通りの連係を見せてくれた」と喜んだ。
リーグ戦3戦とも先制されて追い掛ける試合展開。終盤までの集中力や体力の高さが逆転につながった。「よく逆転してくれた」としつつも「緊張の糸が切れてもおかしくない展開だった。先制して楽なホッケーができるのが理想だ」とも語った。
2次リーグは日本代表活動の影響で主力の離脱が予想されるだけに、今回のFW鎌田らの若手の台頭は頼もしい。「出場機会が少ない選手も経験の場になる。チーム力の底上げにつながれば」と期待した。
―トヨタ、2次リーグへ巻き返し誓う
トヨタシグナスは最後まで白星を挙げられなかった。フェースオフ直後でゴールを許すなど一瞬の隙を突かれた失点が目立った。道路建設とDaishinにはそれぞれ4失点。今監督は「失点が多かった。攻撃も流れをつかんだ場面で得点を逃したことも痛かった。4失点は勝てない。3点取れた試合もあったので、2失点以下に抑える守備を確立したい。試合勘が戻っていないこともあり、集中力を維持できなかった」と振り返った。
チームは「守りを固めて」2次リーグでの巻き返しを目指す。