苫小牧小学生アイスホッケー同好会連合会の所属チームの中で、唯一の女子GKとしてプレーするレッドスターズの新谷百々羽(しんや・ももは)=泉野小6年=が奮闘している。第14回金剛園杯(10月28日~11月5日)は2位で通過し、来年1月の全道大会出場も決めた。「このチームで試合をする機会もあとわずかなので、楽しんで臨みたい」と意気込む。
小学2年の冬、学生時代にプレーをしていた父の影響でアイスホッケーを始めた。当初のポジションはDFだったが「練習で先輩のGKが素早い動きでシュートを止めている姿を見て格好いいと思った」と3年生からGKに転向。高めのシュートに対する反応に自信を持ち「試合に勝って、チームメートたちが駆け寄ってきてくれる瞬間がうれしい」と語る。
GK転向から4年目。今年の金剛園杯では全6試合で先発のマスクをかぶり、チームの守りの要として大会失点を10点以下に抑えた。得失点差で優勝は逃したものの、ゲームウイニングショットにもつれ込んだ苫小牧Westアイスキングとの一戦では、ゴールを最後まで守り切って勝利を呼び寄せた。
進学後は女子アイスホッケーチーム、トヨタシグナスへの入団を希望している新谷は「将来、日本代表に選ばれるような選手になりたい」と目標を掲げる。4年生の時以来、2度目の挑戦となる全道大会については「リバウンドを出さないように意識して勝利できるよう頑張りたい」と闘志を燃やす。