アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は今年度からスポーツと切り離せない「食育」にも注力している。幼稚園・保育園訪問に併せて食に関する活動に取り組んでおり、苫小牧市健康子ども部が推進する「第2次苫小牧市食育推進計画」も視野にある。
1日。ひよし保育園にDF山下敬史、ハリデー慈英、FW久慈修平、彦坂優の4選手が訪問。同園が毎年行っている畑活動の一環として、年長児12人とキタアカリの種芋を植え付けた。その後は玉入れやリレーなどで体を動かし、選手とともにおやつタイム。新屋桜都ちゃんは「一緒に芋を植えたのが楽しかった」と話し、選手と会話を弾ませた。彦坂は小学生以来の畑仕事に「子どもたちのみなぎるパワーをもらえた。今年はこういったイベントにもどんどん参加できたら」と話した。
8日はおとわ保育園に山下とハリデー、FW中屋敷侑史、相木隼斗が訪問した。玉入れや鬼ごっこで汗を流した後、園児との給食を楽しんだ。田村春ちゃんは「好きな食べ物やお菓子の話をした。いつもより早く食べ終わったよ」と笑顔。2児の父でもある山下は「僕自身、小さい頃は好き嫌いが多かった。みんな残さず食べていてすごいと思った」と話していた。
見学に訪れた市健康子ども部の山本あずささんは「レッドイーグルスのファンにも市内保育園の食育活動に興味を持ってもらえる機会になるのでは」と期待を寄せている。