道路建設V3 逆転勝利で栄冠奪取

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2023年3月20日
決勝〔道路建設―Daishin〕3点目のゴールを決めて喜ぶ道路建設のFW大滝(中央)=19日、帯広の森アイスアリーナ
決勝〔道路建設―Daishin〕3点目のゴールを決めて喜ぶ道路建設のFW大滝(中央)=19日、帯広の森アイスアリーナ
決勝〔道路建設―Daishin〕第3ピリオド17分、DF細山田(右)が決勝ゴール=同
決勝〔道路建設―Daishin〕第3ピリオド17分、DF細山田(右)が決勝ゴール=同
ハットトリックの活躍を見せたトヨタのFW志賀紅
ハットトリックの活躍を見せたトヨタのFW志賀紅

 第42回全日本女子アイスホッケー選手権大会Aグループ最終日は19日、帯広の森アイスアリーナで決勝が行われ、苫小牧の道路建設ペリグリンが4―3でDaishinとの激闘を制し、大会3連覇、21度目の優勝を飾った。

 道路建設が逆転劇を見せて栄冠。スマイルリーグ決勝で接戦の末に敗れたDaishinにリベンジを果たした。

 ベスト6はGK増原海夕(道路建設)、FW高涼風(同)、ラック陽(同)、浮田留衣(Daishin)、DF志賀葵(トヨタシグナス)、佐藤虹羽(Daishin)。最優秀新人賞には清川采花(トヨタシグナス)が選ばれた。

 日本アイスホッケー連盟主催の大会は16日に開幕。Aグループには国内の実力上位8チームが出場し、予選トーナメントを展開。結果に基づいて決勝トーナメント(1~4位)、順位決定戦(5~8位)で栄冠を競った。

 【決勝トーナメント】

 ▽決勝

 道路建設ペリグリン4-3Daishin

 ▽得点者【道】大滝(細山田)ラック陽(高)大滝(小池)細山田(早川、高)【D】浮田、小川(山本、堤京)堤京(伊藤、浮田)▽GK【道】増原【D】川口

 第1ピリオドで先制した道路建設は苦しい展開が続き2度逆転を許した。点取り合戦に終止符を打ったのはDF細山田。リバウンドに素早く反応し決勝弾。

 ▽3位決定戦

 トヨタシグナス4-3SEIBUプリンセスラビッツ

 ▽得点者【ト】桜井芽(伊藤、志賀葵)志賀紅(志賀葵)志賀紅(志賀葵、桜井芽)志賀紅【S】長岡(永野元、水野)山下栞、山下光(小山)▽GK【ト】佐々木玲【S】加藤、小林

 トヨタは第1ピリオド、数的優位なパワープレーからDF桜井芽のゴールで先制。続いてエースのFW志賀紅が3得点の大暴れでリードを広げた。その後はSEIBUの追い上げに苦しんだが、最後は体を張った守りで逃げ切った。

 【順位決定戦】

 ▽5位決定戦

 札幌インフィニティーズ1-0VORTEX SAPPORO

 ▽7位決定戦

 釧路ベアーズ4-1帯広クレインズレディース

 18日

 【決勝トーナメント】

 ▽準決勝

 道路建設ペリグリン3-1トヨタシグナス

 ▽得点者【道】ラック陽(早川)黒須(鎌田、富田)高【ト】志賀紅(佐々木愛、伊藤)▽GK【道】増原【ト】佐々木玲

 Daishin3-2SEIBUプリンセスラビッツ

 【順位決定戦】

 ▽1回戦

 札幌インフィニティーズ5-1帯広クレインズレディース

 VORTEX SAPPORO4-1釧路ベアーズ

 -王者の底力

 逆転されても最後まで諦めない―道路建設が王者の底力で大接戦を制した。

 第1ピリオドにDF細山田のリバウンドにFW大滝が反応し先制。1―2で迎えた第2ピリオド終了間際にはFW高のリバウンドを狙ってゴール前に詰めたラック陽が同点弾で試合を振り出しにした。試合時間残り11分で逆転を許したが、王者はここからが強かった。

 残り4分を切って大滝が押し込み同点に。直後に細山田がリバウンドをたたいて執念の決勝ゴール。細山田は「今季課題としていた攻撃の厚みが発揮できた。特にリバウンドでの得点がきょうは多く、積み重ねたものが最後に結果として出せた」と目を細めた。

 接戦でも勝ち切れないことが多かったシーズンだったが、最後は強い団結力を見せての栄冠で締めた。この日2ゴールの活躍を見せ、主将としてプレーなど幅広い面でチームを引っ張ってきたFW大滝は「チームスタッフを信じて守りを重点に徹底して練習を重ねた。どんな戦況でも諦めない気持ちと道路建設らしく全員の力で勝ち取った優勝」と笑みをこぼした。

 -3位トヨタ、エース志賀勝利に導く

 3位決定戦。序盤に重ねた得点でSEIBUの追い上げを振り切ったトヨタ。ハットトリックの活躍を見せたFW志賀紅がエースとしてチームを勝利に導いた。

 第1ピリオド、パワープレーのチャンスに、豪快なバッティングシュートで1点目。2、3点目は相手GKの肩口を射抜く強烈なシュートを披露した。志賀紅は「GK中心に守りから攻めに転じることができた。後半は相手の気迫に押されたが最後に勝ち切れてよかった」と笑顔。

 道路建設との準決勝では、得点チャンスを何度もつくったが決め切れず、決定力に課題を感じていた。「準決勝の悔しさを力に変えて気持ちを切り替えて挑んだ。落ち着いて空いているコースも狙って打てた」

 FW伊藤主将は「後半はリードしていることもあって奥でのプレーを心掛けた。一つ一つのプレーが大切になる試合になったが接戦を勝ち切ることができたのはチームの成長」と経験値につながる一戦を振り返った。

 今監督は「優勝するには、焦りや冷静さを保つメンタル面の修正が必要。まだまだ足りないとは思うが、大会を通じて良い経験になった」と話していた。

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