2021IIHF女子アイスホッケー世界選手権(8月、カナダ・カルガリー)を終えて帰国した日本代表・スマイルジャパンのオンライン記者会見が9日開かれ、飯塚祐司監督とFW大澤ちほ主将がインタビューに応えた。
会見はオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」で行われた。日本アイスホッケー連盟の宮尾博一専務理事が最高成績の6位で終えた大会の出場報告で「国際試合ができず、不安がある中で恥じない成績を収めることができた」と述べた。
5位決定戦では格上のロシア(世界ランキング4位)に0―2と善戦。飯塚監督は「選手の成長を感じて終えることができた」と総括。北京五輪に向けた選手選考については「大きな変更は見込んでいないが、国内試合の視察の中で検討することはある」とした。
チームを率いた大澤主将は「日本のやりたいプレーができる時間も多く、これまでの積み重ねを表現できた」と手応え。「見いだした課題をつぶして北京五輪につなげたい」と展望した。
選手やスタッフは3日に帰国。新型コロナウイルスの感染対策のため、現在は2週間の自主隔離期間を過ごしている。隔離終了後の今月下旬と10月に苫小牧市内で代表候補合宿が行われる。
大会では、日本(同6位)が5チームで行われた1次リーググループBで3勝1敗の2位で決勝トーナメントへ。準々決勝で米国(同1位)に敗れ、順位決定戦の結果6位に入った。