千歳市 出来秋に期待 農作物生育状況を視察

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  • 2020年8月6日
農作物の生育について説明を受ける視察メンバー=5日午後、千歳市内

  千歳市は5日、2020年度の農作物生育状況を調査した。山口幸太郎市長や佐々木雅宏市議会議長のほか、市議会産業建設常任委員会、石狩農業改良普及センター、道央農業協同組合、千歳市農業委員会など関係者30人が根志越、幌加、長都の畑作農家を視察した。

   この日の最高気温は30・4度と「真夏日」を観測。一行は市役所をバスなどで出発。ホーシン(千歳市中央)の根志越の畑では安沢浩二社長(50)が各7ヘクタール栽培するカボチャとスイートコーンの生育状況を説明。「出荷が始まった早出しカボチャ『みやこ』は例年に比べて遅いが玉のなりが大きい」とし、「今年は野菜の生育がいい」と話した。

   幌加でしょうゆや納豆の原料になる大豆「ユキシズカ」を16ヘクタール作付けする橋場正人さん(44)は「春は干ばつだったが気温、天候とも回復。今年は平年よりもいい」と出来秋に期待を込めた。

   出発に先立ち、農業改良普及センターの担当者が近年の気象を「秋が長く積雪が少ない。春先は気温が高く、融雪期が年々早まり本年も平年より9日早く迎えた」とし、水稲や小麦、豆類、牧草の生育状況を説明。「今のところ平年並み以上の生育をしている」と語った。

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