恵庭の次代を担う中学生が将来の恵庭のまちづくりを理事者に質問する第1回恵庭市子ども未来議会が30日、恵庭市議会の議場で開かれた。市内5中学校から選出された15人が12月まで3回の未来議会を開き、一般質問を通して市のまちづくりに提言する。
恵庭市の市制施行50周年記念事業の一環で市議会が企画、主催した。議員は2年生5人、3年生が10人。開会前には全員で市民憲章を朗誦。市議会の伊藤雅暢議長は「皆さんが日頃感じたり考えていること、将来の夢や希望を語ってください」とあいさつ。原田裕市長は、英国の政治学者ジェームズ・ブライスの「地方自治は民主主義の学校である」という言葉を紹介。「未来議会を通して市民が自治権を持つ民主主義の仕組みを体験できることを願っています」と激励した。
議場で伊藤議長から議員証書とバッジが授与され、抽選で未来議会の議長と4人の副議長を決めた。
議長に選ばれた恵明中3年の奥村苺花(もか)さんは「私たちが住み生活している恵庭市について改めて考えることができるよう副議長や未来議員の皆さんと共に力を合わせて頑張っていきます」とあいさつした。
次回は10月26日に一般質問が行われる。