世界最高齢の糸岡富子さん死去 116歳―兵庫県芦屋市

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  • 2025年1月6日

  存命中の世界最高齢に認定された兵庫県芦屋市の糸岡富子さんが昨年12月29日午後9時3分、老衰のため同市の特別養護老人ホームで亡くなった。116歳だった。4日、厚生労働省などが明らかにした。

   同省や同市によると、糸岡さんは2023年12月に大阪府柏原市の女性が116歳で死去して以降、国内で最高齢だった。24年8月にスペイン在住の世界最高齢者が117歳で亡くなったことに伴い、英ギネスワールドレコーズ社に世界最高齢と認定された。

  糸岡さんは1908(明治41)年5月23日、大阪市で3人きょうだいの長女として生まれた。90年から芦屋市内に引っ越し、2019年から同市内の特別養護老人ホームに入居。昨年、世界最高齢になったことが伝えられると「ありがとう」としっかりとした表情で答えたという。

  芦屋市の高島崚輔市長は「心より哀悼の意を表します。糸岡さんは、その長い人生を通じて私たちに大きな勇気と希望を与えてくださった。改めて感謝申し上げる」とするコメントを出した。

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