小錦さん、腎移植手術公表 ドナーの妻に感謝

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  • 2024年12月24日
腎臓移植手術を受けたことを公表した大相撲の元大関小錦さん(右)と妻の千絵さん=23日、神奈川県鎌倉市

  大相撲の元大関、小錦八十吉さん(60)が23日、神奈川県鎌倉市の病院で記者会見し、腎臓の移植手術を受けたことを公表した。妻の千絵さん(48)から臓器提供を受けて4日に手術。無事に成功し、「クリスマスプレゼントをもらった。頑張ってもらって感謝」と語った。

   腎臓の疾患が分かったのは8年前。今年になって、自覚症状が表れ始めたという。6月には仕事で訪れた米シカゴで体調を崩して入院。危険な状態だった。「食が細くなって、大好きな米も食べられなくなった。これはやばいと思った」。千絵さんの後押しもあり、移植手術を受ける決断をした。

   現在の体重は150キロ台で手術前から10キロほど落ちた。それでも表情と口調は明るく、回復は順調な様子。近年は海外での相撲イベント開催に携わっており、「日本のいいところを伝える大切な仕事。まだ夢や目標もあって、簡単には死ねない」と話した。

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