日本野球連盟北海道地区連盟の2024年度ベストナイン・連盟表彰式が14日、札幌市内のホテルで行われ、被表彰者らが年間と通年の功績をたたえられ、関係者が1シーズンの労をねぎらい合った。
ベストナインは年間の個人戦績や各試合での印象を基に選考された。JR北海道クラブ遊撃手の石川楓雅(駒大苫小牧高―大阪体育大)ら今年の内外野9人の顔触れが次々と登壇し、栄誉をたたえられた。新人賞(大学の部)とのダブル受賞を果たした石川はスピーチで来シーズンに向け、「個人、チームとして精いっぱい頑張りたい」と抱負を語った。
連盟表彰ではチームや個人の功績を顕彰。クラブチーム努力賞として、都市対抗野球の道2次予選の競った4強の中にクラブチームながら加わり、バッテリーとして存分に奮戦したWEEDしらおい投手の太田裕也、同じく捕手の吉田誠弥が選ばれており、トロフィーを受け取った。
柳俊之会長はあいさつで「もっと北海道のチームが全国区で勝ち上がって、侍ジャパン候補を出してほしい」と期待を表し、「北海道の社会人野球を盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。
連盟役員らがこも樽をバットで豪快に鏡開きして祝宴が始まり、各チーム関係者が来シーズンの道地区の隆盛を誓い合った。