厚真町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは13日、町総合福祉センターで防災講座を開いた。初めての体験型講座で、町民や町外の福祉関係者など33人が参加。講師を務めたNPO法人したっけ(札幌市)の水口綾香代表理事(43)の案内を受けながら、ゲーム型プログラム「風水害24」を体験した。
風水害24は、参加者が架空の町の住民となり、超大型台風の接近が24時間後に迫る中、自分の身を守り、地域に残された人をできるだけ救うことを目指すゲーム。住民にはライフポイントが設定されており、ゼロになると死亡する場合もある。
参加者は2人1組でカードに書かれた「農家」や「要介護者の家族」などの住民となり、台風による大雨が予測される中、ハザードマップの用意や避難のための移動を行うなど、大雨災害で実際に起こり得ることを疑似体験した。
町社協は「大雨災害に関心のある方の参加が多かった。体験型の講座は今後も開きたい」と総括した。