むかわ町は14日、学校法人日本体育大学(東京)と連携協定を締結した。町産業会館で締結式が行われ、竹中喜之町長と松浪健四郎理事長が協定書に署名した。両者の持つ教育資源や地域資源を最大限に活用し、町が取り組む震災からの創造的復興・創生の推進、人材の育成、社会貢献を進める。
相互の協力事項は、▽体育・文化・スポーツの発展と振興▽未来を創る人材育成▽災害に強いまちづくり▽行事・イベント▽その他両者が必要と認める事項の5項目。
町の大学との連携は同大で5カ所目。具体的な取り組みは両者で協議するが、鵡川中学校が2025年4月に、修学旅行で同大を訪問することを検討している。竹中町長は「健康で豊かな社会、人づくりに向け、むかわ町に新しい風を吹き込んでいただきたい」と期待を込めて語った。
両者の連携協定締結は、旧穂別町出身の同大学長石井隆憲さんが穂別高校で講演したことがきっかけとなった。同大は全国の自治体と協定を締結しており、むかわ町は全国83カ所目、道内5カ所目、胆振管内では初となる。松浪理事長は「あらゆる視点から、むかわ町との連携協定が深い意味を持つようにしたい」と話した。