アスリートがコーチ 安平でスポーツフェス 日本ハム 伊藤投手ら子どもたちを指導

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  • 2024年12月16日
伊藤投手(右)のキャッチボールを見る子どもたち

  北海道教育委員会は15日、安平町の早来学園まなびおでイベント「あびらスポーツフェス」を初めて開いた。町民を中心に約300人が来場。プロ野球北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手(駒大苫小牧高、苫小牧駒沢大=現北洋大=出)をはじめ、道内を活動拠点とするスポーツチームの選手たちがコーチとなり、子どもたちにスポーツの楽しさを伝えた。

   障害の有無などを問わず誰もが楽しめるユニバーサルスポーツの体験、野球や卓球など複数競技(マルチスポーツ)の体験、部活動の地域移行などについて考えるトークショーを実施した。

   マルチスポーツの体験では、伊藤投手のほかバレーと卓球を札幌市のチーム「アルテミス北海道」、バスケットボールを同市の3人制プロバスケットボールクラブ「FUzHOKKAIDO.EXE(フーズホッカイドウエグゼ)」の選手が、子どもたちにプレーのこつを教えた。

   参加した早来学園8年(中学2年生相当)の土屋綾夏さん(14)は「バレーボールの選手から(技などについて)詳しく教えてもらった。サインも頂いて思い出に残った」と話した。

   トークショーでは伊藤投手や安平町教委の井内聖教育長ら3人が、マルチスポーツを経験する効果や部活動人口の減少などについて意見を交換した。伊藤投手は「スポーツという素晴らしいものに対して、大人が(子どもに)どういうアプローチをするかが大事」とし「僕らはトップアスリートとして、(スポーツへの)思いを伝える活動をしていきたい」と話した。

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