大谷の一問一答 投打の二刀流 「長く続けたい」

  • スポーツ, 野球
  • 2024年12月11日

  オンラインで取材に応じたドジャースの大谷翔平選手の一問一答は次の通り。

   ―来季、投打の二刀流について。

   ポストシーズンを見据え、今年みたいに最後に勝つことを想定しながら、シーズン中は組み立てていく必要がある。ベースとなるのは2021年から23年くらいで、どちらも規定に近いくらい出場するのが理想。

   ―二刀流をいつまで続けるか。

   年を重ねるにつれて、体の違和感や技術、視力の低下が訪れる想定でいないといけない。二刀流を今までやってきて、長く続けたい思いはある。ただ、どちらかにせざるを得ないタイミングが来たら、対応できる準備をしておく必要がある。

   ―右肘故障は予想していたか。

   トミー・ジョン(手術)に関しては必ずするだろうなと思っていたけど、メジャーの1年目だとは思っていなかった。2回目のタイミングは5、6年投げてどうだろうと思っていた。

   ―盗塁、走塁面でつかんだものは。

   一番は帰塁とリード。しっかりとした姿勢で構えて反応できれば、ある程度いいスタートが切れる。しっかりとしたリードを取りながら、けん制がきたときに戻れるという自信があることが大事。

   ―来季は盗塁が減るという声も。

   盗塁は成功数よりも失敗数の方を大事にしたい。失敗を減らしていく作業をしながら、いけるときにはいく姿勢というのは、試合で投げていたとしても、進塁した方が(得点の)可能性が高いのであれば、準備したい。

   ―モチベーションを高く保つためには。

   あまり考えたことはない。段階が進むにつれて、自分の進む可能性が少しずつ広がってきた。進めば進むほど足りないという野心みたいなものが増えていった感覚。現役でいるうちに、どれだけ多く技術やフィジカルを自分の中で高めていけるか、趣味みたいな部分ではある。

   ―菊池がエンゼルス入り。

   何となく変な感じで、あまり想像がつかない。ぜひ僕のロッカーを継いでくれたらうれしい。

   ―26年ワールド・ベースボール・クラシックへの思いは。

   呼んでいただけるくらいの選手でいたい。出場するのは昔からの目標。状態にもよるけど、何回だろうと出場したい。

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