千葉ロッテ菊地吏玖投手 ふるさとで野球教室 後輩少年団員60人を指導 野 球

  • スポーツ, 野球
  • 2024年12月9日
初めて開いた野球教室で後輩小学生たちに語り掛けた千葉ロッテの菊地投手=7日、駒大苫小牧高室内練習場
初めて開いた野球教室で後輩小学生たちに語り掛けた千葉ロッテの菊地投手=7日、駒大苫小牧高室内練習場
参加者と記念撮影に臨んだ菊地投手=同
参加者と記念撮影に臨んだ菊地投手=同

  今年、苫小牧市ふるさと大使となった当地出身の千葉ロッテマリーンズ、菊地吏玖投手(23)による「凱旋(がいせん)!少年野球教室」(苫小牧市主催)が7日、駒大苫小牧高トレーニングセンターで開かれた。少年野球13チームの6年生ら約60人が参加。守備や投球、打撃に関する技術を憧れでいっぱいの”後輩”少年団員に指導した。

   苫小牧での小学生当時、少年団の拓勇ファイターズで野球を始めた菊地投手は、中学時代に硬式クラブの苫小牧中央ポニーに所属。札幌大谷高から専修大を経て、2022年のドラフト1位でロッテに入団した。苫小牧での野球教室開催は今回が初めて。

   菊地投手は少年団員と対面し、「みんなと楽しく野球ができてうれしい。きょうは父母の皆さんのためにもなるような教室にしたい」とあいさつ。全体のキャッチボールを見るところから指導を始めた。

   力強い投球フォームをデモンストレーションし、直球や求めに応じたカーブを投げ分けた。小学生の時期に大切なこととして「まず体を大きく使って投げてみて」とアドバイス。ゴロ捕球の練習では腰を落とすことの重要性を指摘しつつ、「自分が動きやすい(捕球―送球)フォームを見つけて」と語った。

   質問コーナーでは少年団員にプロになるまでに継続したこととして、「大学生の時に筋トレをよくした。それまでは硬かった体を毎日ストレッチを続けて柔軟にした」と振り返った。参加者を代表して北星有珠の沢ホークス捕手の西村颯真主将が「習ったことを次のステージに生かしたい」と感謝の言葉を述べた。菊地投手は故郷の後輩たちに「野球を楽しみ、いっぱい遊んで小学生時代を過ごしてください」と優しく呼び掛けた。

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