苫小牧から3選手選出 師走の岡山・沖縄両大会 本道選抜遠征メンバーに 山口雄樹(飛翔スワローズ)、佐藤柊真(飛翔スワローズ)、大橋遼佑(泉野イーグルス)

  • スポーツ, 野球
  • 2024年12月3日
全国大会に出場する(左から)山口、大橋、佐藤

  苫小牧の少年野球チーム、飛翔スワローズに所属する小学6年の山口雄樹(北光小)、佐藤柊真(明野小)、泉野イーグルスの大橋遼佑(澄川小)の3人が2024年北海道チャンピオンシップ協会の選抜遠征メンバーとなり、山口と佐藤は第21回西日本選抜学童軟式野球倉敷大会(14、15両日、岡山県)、大橋は第33回かりゆし交流学童軟式野球大会(27~29日、沖縄県)に出場する。

   3人は全道から約60人が応募したセレクションでプレーの審査を受け、選手各18人で編成される両遠征のメンバーに加わった。

   岡山の大会に出場するチームを監督として率いるのは、7月に道代表として出場した龍馬旗争奪西日本大会で優勝を成し遂げた飛翔スワローズの向井拡充監督。「まずは全道各チームから集まってきた子たちに走塁や守備のやり方を統一させることから始めたい」と意気込む。

   主将に任命された山口は「率直にうれしい。小学生で全国大会をもう1個経験できることはこれから生きてくると思う」と喜びを語った。飛翔では遊撃手を務める山口。大会に向けて「みんながサインを覚えて使えるようにしたい」と主将として考えている。

   飛翔で主将を務める佐藤は投手や三塁手を任せられることが多いユーティリティープレーヤー。投げては外角を攻める速球が持ち味で龍馬旗争奪西日本大会では5試合全てに先発出場。決勝でも3回無失点の活躍で大会最優秀選手にも選ばれた。「チームのエースで主力」と向井監督も太鼓判を押す存在。「一人一人が全力を出して、チーム一丸となって優勝を目指す」と闘志を燃やす。

   泉野イーグルス遊撃手で3番打者の大橋は沖縄遠征を前に張り切っている。「12月末まで野球ができることは幸せ。監督やコーチに感謝したい」と語った。理想の野球選手は大リーグでプレーする元オリックスの吉田正尚選手で、「フルスイングのバッティングに憧れている」。出場する大会での目標は「チームで積極的に声を出し、声掛けを意識する」ことだ。

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