支笏湖のヒメマス釣り 初日から好調、太公望に笑顔

  • 釣り
  • 2020年6月18日
初日から大漁だったヒメマス

  支笏湖のヒメマス釣りが今月1日、例年通り解禁された。釣果は初日から好調で、50~80匹を釣り上げた人や、中には100匹以上の成果を挙げたボートも。浜には太公望たちの笑顔が広がっている。

   シーズンの行方を占う解禁初日は、午前3時から一斉に出船。釣り人たちは思い思いの湖上のポイントで、サシを餌に水深40~50メートルの深さまで釣り糸を垂らした。

   シーズン序盤はポロピナイ付近の釣果が良いよう。魚群の活性が高いと複数のさおで魚信用の鈴が同時に鳴るため、「対応し切れない」とうれしい悲鳴を上げる釣り人も。千歳市の60代の男性は「リールを巻くので腕が疲れた。もう帰りたい」と言いながら、手返し良く湖面に糸を垂らしていた。

   今年の釣果は体長26~27センチの4年魚が9割を占め、昨年の4年魚よりも大きい。中には5年魚とみられる30センチ超の大物も釣れたという。

   ヒメマスの卸業務を担う支笏湖観光センター社長で、自身も釣りをする小林典幸さんは「ポイントと棚を探し回り、釣りとしての面白さを楽しめる」とヒメマス釣りの醍醐味(だいごみ)に太鼓判。例年は水温が高くなると釣果が落ちるが、ここ数年は6~8月の解禁期間中、ある程度釣れ続ける傾向があるとも。小林さんは「湖全体にヒメマスがいる。まだまだ釣れ続けるのでは」と予想している。

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