千歳の観光を考える会が総会 組織強化で事業を推進 会長に太田康裕氏選出

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  • 2020年6月18日
千歳の観光を考える会総会

  千歳市内の観光関連業者でつくる「千歳の観光を考える会」は17日、千歳市蘭越のザ・ノースカントリークラブで2020年度総会を開いた。発足から11年の実績を踏まえ、会則を定めて任意団体から事業推進団体に組織を強化。地元観光と地域振興に根差した独自の事業を展開していくとする活動方針も決めた。会長にザ・ノースカントリークラブ社長の太田康裕氏を選出した。

   総会には23企業・団体やオブザーバー合わせ45人が出席した。

   今年度事業計画では▽市内観光地新発見企画(雇用対策・観光資源開拓・社員研修)▽市内飲食タクシー利用活用企画(稼働促進)▽考える会のサイトを立ち上げるWEB活性企画(協会告知・稼働促進)を展開する。

   具体的には、新型コロナウイルスの影響で休業や事業縮小などの影響を受けた観光業界の復活と千歳の発展を目的に、感染終息後の「新しいライフスタイル」に合わせた宿泊プランの開発や市内飲食店利用者へのタクシー初乗り料金(560円)無料券配布、コロナ禍で過剰在庫処分を支援するウェブ作成などの事業を実施する。

   今後は「ホテル・旅館」「交通・運輸」「施設・体育」「飲食・販売」の四つの委員会を設け、情報交換と課題解決に向けて検討していく。活動の趣旨に賛同する企業、組織、機関、団体や個人の参加も募っていく考えで、太田会長は「知恵を出し合い、行政の施策に迅速に行動する組織として千歳市内の観光を盛り上げていきたい」と意欲を語った。

   会長を除く役員は次の通り(敬称略)。

   ▽副会長 齊藤元彦(千歳市商店街振興組合連合会)佐々木義朗(国立公園支笏湖運営協議会)▽理事 川村廣明(アミューズメント北海道)木林正彦(自然公園財団支笏湖支部)菊池基弘(千歳青少年教育財団)マーリックヴァンダイバンボーデ(ANAクランプラザホテル千歳)森本真司(もりもと)▽監事 森木博之(キリンビール北海道千歳工場)▽事務局 坂本秀章(ノース・スター・トラベル)▽顧問 芝敬雄

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