千歳市泉郷の果樹農家で今季のイチゴ狩りが始まった。週末は外出自粛から開放された札幌市などから訪れた家族連れが青空の下、畑の中で旬の味を楽しんでいる。
ファーム花茶では80アールの畑の3区画に「けんたろう」と「宝交早生」を前年比1割増やし、2万2000株を育てる。新型コロナウイルス対策で入場前の手洗い、アルコール消毒、「3密」を避ける入場制限を徹底している。
正午の気温が26・2度と「夏日」を観測した13日は、畑の中で太陽を浴びて大粒に育った真っ赤なイチゴに「甘い」「大きい」という子供たちの歓声が響き渡っていた。
早起きして祖父母ら家族5人で訪れた札幌市豊平区の平岸西小3年の山本悠翔(はると)君(8)は「大きくてめっちゃ甘い」と笑顔でイチゴを頬張っていた。
入場料は小学生以上800円、3~5歳が400円、3歳未満は無料。持ち帰りは100グラム当たり120円。「事前に同園のホームページなどで確認を」と呼び掛けている。