16日に営業を再開した苫小牧市植苗の道の駅ウトナイ湖には午前中から、利用客が続々と訪れている。地元産の野菜や花卉(かき)を買い求める市民らの姿も見られるなど、再開初日としてはまずますの出足となった。
同駅は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、1~15日に臨時休館。3月4~20日に続く、2度目の休業となっていた。
2週間ぶりの営業となった16日は、午前9時の開店時間に合わせて地元の親子連れらが次々と足を運び、食品や野菜類を購入。従業員に「オープンできてよかったね」と声掛けする客も。植苗のパート従業員齊藤麻美さん(29)は「久しぶりの営業で、新鮮な野菜を買えてうれしい。ここの野菜は安心」と笑顔を見せた。
週1回ペースで訪れるという市内本幸町の会社員佐藤滋修さん(51)も「自然の中で空気を吸うのにちょうどよい場所。休業期間は寂しかった」と喜んだ。
営業再開後も継続して、座席の間隔を確保したり、消毒液の設置、換気を小まめに行うなど感染防止に細心の注意を払っており、西村宏基駅長は「少しでも地元の人たちに利用してもらえると、生産者や飲食業者は助かる」と話していた。
営業時間は2時間短縮し、午前9時から午後4時まで。