厚真、安平、むかわの3町は、新型コロナウイルスの感染拡大対策で臨時休校が続いている小中学校の分散登校を18日から本格化する方向で調整している。3町の教育委員会によると、健康観察など感染症対策を徹底した上で授業も再開させる。道教委で目指す6月1日の通常の学校再開を想定しながら、児童生徒の生活リズムを整えていく。
厚真町では、中学2校が18~20日の期間で各学年2日登校日を設け、学力テストを実施する。25日からは各学年、午前と午後に分かれて登校し、それぞれ2、3時間単位の授業を行う。小学2校に関しては2グループに分かれて21~29日の期間、グループごとに交互に登校し、4時間単位の午前授業を予定しているという。
安平町は15日まで教職員が家庭訪問で対応し、18日から分散登校に乗り出す。詳細は18~29日の期間で5日間(中学3年生は6日間)を登校日に設定し、その際学年やクラスごとの2グループに分かれ、授業は1日最大3時間単位としている。
7、8日とすでに分散登校を実施したむかわ町では、18~20日のいずれか1日を登校日に設定し、登校は学年別に分けて1時間程度とする。25日からは週2日(中学3年生は3日)の登校日を設け、4単位の授業を行う方向で検討している。