苫小牧市は12日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う市独自の小規模事業者向け緊急経済対策5項目のうち、店舗改装費補助事業について申請が予算額の3000万円に達し、受け付けを終了したと発表した。最大10万円を支援する消費喚起事業助成金などは予算枠に余裕があり、受け付けを続ける。
同事業は、市が4月1日から受け付ける「小規模事業者向けパッケージ」と銘打った支援策の一つ。持ち帰り販売用の小窓設置や衛生環境改善などの店舗改装費用を最大50万円まで補助する内容だ。予算額は当初1000万円で4月15日までにいったん上限に達したが、今月1日に2000万円を追加。それでも8日までに申請が累計70件に上り、再び予算枠が埋まった。
市は「国や道の支援が本格化するまでのつなぎ役として一定の役割を果たせた」(商業振興課)としている。
一方、最大10万円を広告費などに利用できる消費喚起事業助成金は追加補正分を含めた総額5000万円の予算額に対し、11日時点での申請数が累計370件。「今のペースなら、5月末まで申請を受け付けられる」としている。
問い合わせは緊急経済対策給付金室 電話0144(32)6445。