苫小牧清水小
堀田稔校長(58)
「あたま」「こころ」「からだ」伸ばす
校長としては5校目になるが、苫小牧市内への赴任は初めて。山脈を望み、港も見える「風光明媚(めいび)なまち」と称賛する。
児童たちは、上級生が下級生の手助けをしたり、一度立ち止まってあいさつをしたりと、「礼儀正しく、授業態度にもけじめがある素晴らしい子供たち」とほほ笑む。
将来の自立に向け困難を乗り越える力など、「児童たちには、生きていくためのさまざまな能力が必要。一つでも多く身に付けてもらえれば」と願う。
あらゆる分野で、子どもたちが「行きたい」と思える学校づくりを目指している。
「あたま」「こころ」「からだ」と、三つの伸ばす重点を掲げ、子どもたちがいつも笑顔でいられる学校づくりに力を注ぐ。
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苫小牧樽前小
深松一宏校長(53)
魅力ある学校づくりを
これまで勤務した学校は苫小牧市内が最も長く、一般教諭として計19年間を経験。2015~17年度には植苗小中学校で教頭を務めた。
樽前小に着任し、「明るく、人なつっこい子どもたちでとてもかわいい」と目を細める。地域の人々が学校行事に参加して「子どもの講師になってくれることが多い」と小規模校の魅力を感じる。地域が一体となって児童に関わることは「子どもの良い成長につながる」と歓迎する。
教育方針は、社会で生きる力、心豊かな人間性、健やかな体の育成―の三つを柱に据える。持続可能な社会のつくり手として、社会に貢献できるような児童を育成するのが目標。「この学校に来て良かったと思ってもらえるような魅力ある学校づくりを行いたい」と力を込める。