恵庭市 新型コロナ感染拡大防止へ 接触低減策スタート

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  • 2020年4月23日
「会議室勤務」中の税務課職員

  恵庭市は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として21日から職員の接触機会の低減を目的に在宅勤務や土・日曜、祝日のシフト勤務、時差勤務、会議室勤務を実施している。多様な勤務形態の導入で時間当たりの最大出勤数を減らし、職場での「三密」解消に努める。期間は5月6日まで。道内では札幌市に続き2例目。

   市職員は会計年度任用職員を含めて計約1000人。このうち在宅勤務が難しい消防や保育所、各部の窓口業務の職員は除外している。

   初日は職員課、税務課など12課が実施。対応できる部署で順次スタートする。期間中の在宅勤務は週1回程度。始業・終業時に職場へ連絡。職場と連携しながら業務を進め、その結果は翌日の出勤時に上司が確認するという。

   税務課では、窓口担当以外の職員が市民会館の会議室に勤務。部屋を間仕切りして3区分し、1区分当たり2~4人が2メートル以上の距離を取り、住民税の賦課作業に取り組んでいる。

   市総務部職員課は初日の結果について「在宅勤務可能な部署では、出勤者を3~4割減らすことができた。おおむね想定通り」とし「市民サービスは変わらない」としている。

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