恵庭の畑作農家で春レタスの出荷が始まった。中央の花苗生産と畑作の桑山農園(桑山貞子代表)のハウスでも20日に収穫作業がスタート。緑の葉を巻いた大きなレタスは、札幌市をはじめとして道内各地の市場に出荷される。
花苗との生産調整で今年は1棟(幅5・4メートル、長さ50メートル)で栽培。1月6日に種まきし、2月5日に定植した。ストレスをかけると葉の巻きが良くなるため2月は無加温(1~2度)で育てた。
室温10~15度のハウスの中では、青々とした葉を巻くレタスを1個1個丁寧に菜切り包丁で収穫する。同園の桑山浩輝さんは「生育は例年に比べ4~5日早く、玉も締まり出来がいい」と話す。
市場価格は1箱12玉で1500~1600円と平年並みという。初日は50箱を出荷。同農園は週末までに全2000玉の収穫を終えるという。