苫小牧港・西港の北埠頭(ふとう)で5日、サビキでサバとイワシが上がっていた。2魚種とも群れで行動する魚で、釣果は魚群の動き次第。タイミングによっては、大漁に恵まれる。
北埠頭の東側の端に5人の釣り人がいた。ここは北埠頭と東埠頭が交わる角地で、魚がたまりやすいポイントだ。江別市から来た男女2人組は、午後2時ごろ入釣。午後4時までに15センチほどのサバ2匹、イワシ3匹の釣果だった。磯ざおに小型スピニングリールを装着。市販のサビキ仕掛けに浮きを付けて臨んだ。時々アミエビを寄せ餌としてひしゃくで海面にまいた。
サバを釣り上げた男性は「今年2度目のサビキ釣り。数は少なめだけど、ポツポツと釣れるので楽しい」と笑顔。「魚は圧力鍋に入れてみそ煮にする。骨まで軟らかくなっておいしい」とお薦めの調理方法を教えてくれた。