被災3町の首長、鈴木知事と意見交換 震災から1年 復旧・復興状況説明 道に支援継続求める

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  • 2019年10月5日
鈴木知事と意見を交換した被災地3町の首長(左側)=4日、道庁

  胆振東部地震で被災した厚真、安平、むかわの3町の首長は4日、そろって道庁を訪れ、鈴木直道知事と意見を交換。道への支援継続を改めて要請した。

   震災から1年が経過し、各町の復旧・復興状況を説明するため、鈴木知事と面談した。

   厚真町の宮坂尚市朗町長は「この1年間、道の尽力にお礼を述べたい」と切り出し、町では災害復旧復興計画を策定中であることを説明。復旧・復興について「まだまだ着手できないところもあり、引き続き専門の人材の支援などをお願いしたい」と述べた。

   むかわ町の竹中喜之町長は「住宅の再建を最優先にしている」と強調し、7月に復興計画を策定したことを説明。「創造と創生を目指し、何とか今の復興計画を段階的に加速したい」との姿勢を示した。

   安平町の及川秀一郎町長は「現在、総合計画の中期計画とセットで、復興計画を策定中で、12月の議会で議決をいただくスケジュール」と説明し、「防災に強いまちづくりを進めていきたい」と決意を述べた。

   鈴木知事は「国に対して働き掛けを強くしなければならないことは、強く訴える」との姿勢を示し、被災地と「より連携し、全力で取り組んでいきたい」と話した。

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