むかわ  穂別小体育館に歓声響く  1年ぶり利用再開

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  • 2019年10月2日
1年ぶりの体育館で鬼ごっこをして楽しむ穂別小の児童たち=1日午前

  むかわ町穂別小学校(佐々木秀人校長)は1日、昨年9月に発生した胆振東部地震で使用できなくなっていた体育館の利用を再開した。広々としたアリーナで、約1年ぶりに伸び伸びと体を動かした児童たちに笑顔が広がった。

   町地域経済課建設グループによると、同校の体育館は震災の影響で窓ガラスが割れたり、外壁がひび割れするなどして1年以上にわたって立ち入り禁止となった。この間、体育の授業をはじめ、卒業式や入学式といった学校行事は校舎内にあるホールを使っていた。

   使用再開に合わせて同日午前に全校朝会があり、1年ぶりに体育館に入った児童たちは「ワー」と歓声を上げて大喜び。佐々木校長は「体育館を直すために多くの大人の人たちが関わっている。この体育館でたくさん遊んだり、運動をすることで感謝の気持ちを表してください」と呼び掛けた。

   この後、授業前の10分ほど「全校ゲーム」と題して手つなぎ鬼ごっこを行い、児童たちはアリーナ内を元気いっぱいに走り回った。山崎彩夏さん(12)=6年=は久しぶりに体育館で体を動かし、「シンプルに楽しかった」と振り返り、中條光さん(12)=同=は「また全校でゲームをしたい」と話していた。

   このほか、町内では宮戸小学校(村上圭介校長)でも4日から体育館の利用再開を予定している。

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