苫小牧港・西港の北埠頭(ふとう)で9日、サビキでサヨリが釣れていた。口が細長い形状をしたユニークな魚。苫小牧港・西港と東港では、例年この時期に釣れる。北埠頭では数は少ないものの、サバも上がっていた。
北埠頭では、5人ほどがサビキ釣りを楽しんでいた。その中の1人の男性に突然、小刻みな当たり。抜き上げると15センチほどのサヨリが付いていた。サヨリは口の形状が独特で大きめのサビキには掛かりづらい。釣り上げた人が使用したサビキは小さめだったので、針掛かりしたと考えられる。サヨリは、すしだね、天ぷらだねにすると美味と言われる。釣り上げた男性は笑顔を見せていた。
岸壁の並びでは、地元のベテラン男性がサビキでサバを釣っていた。午後2時半に釣り始めて、午後4時半までに15センチ前後のサバ3匹。サバは群れで行動するので、群れがいないと釣果が激減する。男性は「こんな日もあるさ」と道具を片付けて帰り支度をしていた。