白老萩野小学校(手塚敏校長)の6年生21人が、8月に修学旅行で訪れた函館市で観光客らに白老町PRの手作りパンフレットを配り、来年4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開設などをアピールした。
同小児童による修学旅行先でのパンフレット配布は、昨年に続く取り組み。国語と総合学習の授業で白老の特産品や観光地などを調べ、A4サイズの紙の表と裏にウポポイやアイヌの歴史と文化、白老牛やたらこといった特産品、虎杖浜温泉などを紹介する文章や写真を掲載した。
児童らは8月28、29日、修学旅行先の函館市の五稜郭や朝市などで、全国各地からやって来た観光客に手作りパンフ105枚を配布。「来年オープンするウポポイを見に来てください」などと呼び掛けた。白老町やウポポイを知っている―と答えた観光客は少なく、子供たちはもっとアピールしていく必要性も感じた。
引率した古川良明教頭は「子どもたちの声掛けや白老のPRに観光客も喜んで耳を傾けてくれた。今回の活動で子どもたちも郷土に対する理解、愛着が深まったと思う」と話した。