徳永代表 選挙戦を陳謝 国民民主道連定期大会 立憲との連携に意欲

  • ニュース, 主要
  • 2019年9月2日

  国民民主党道連(徳永エリ代表)は8月31日、札幌市内で第2回定期大会を開き、統一地方選と参院選の総括案を承認した。徳永代表は「道議がゼロになった。私の力不足で大変に申し訳ない。参院選も新人の原谷那美さんを擁立して少人数の体制で戦ったが、残念ながら結果を出すことができなかった」と陳謝した。

   大会には道連役員や代議員ら52人が出席。党本部の玉木雄一郎代表、連合北海道の出村良平会長、立憲民主党道連の梶谷大志幹事長らが来賓として出席し、エールを送った。

   徳永代表は立憲民主党道連の逢坂誠二代表が次期衆院選へ向けて再結集や国会議員の合流も呼び掛けていることについても触れ「まずは一緒に街頭演説をやったり、勉強会、各種団体との意見交換を共に活動することから始めたい」とあいさつ。大会終了後の会見で「自治体議員や党員、サポーターの意見を聞きながら進めなくてはいけない。中央では会派の合流が合意されたことは大きな一歩。北海道レベルでも大きな固まりをつくることは必要。まだ具体的に逢坂代表から話はないが、お会いして丁寧に協議を進めていきたい」と連携強化に意欲を示した。

   承認された統一地方選の総括では、石川知裕氏を野党統一候補として擁立した知事選について「候補者選定の遅れが、あらゆる戦略や取り組みに大きく影響を与えた」と振り返り、具体的な選挙戦術では「IT戦略を含めたイメージ戦略で相手候補(鈴木直道氏)に後れを取った」と分析。参院選道選挙区に関しては、原谷氏と立憲民主党の勝部賢志氏を合わせた得票率は31・16%で、3年前の旧民進党2人の得票率(41・29%)から10・13ポイントもダウンし「旧民進党勢力の退潮が明らかになった」と指摘。「北海道全体で見ると二つの民主党の存在が、有権者にとって分かりにくいという現実がある」と総括した。

   大会では、年内解散も予想される次期衆院選に向け「空白区を中心に候補者擁立を検討する」などを盛り込んだ2019年度活動方針も決定。役員の補充も行い、副代表兼選対委員長に篠田江里子氏を選任した。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。