千歳富丘中学校(古川広光校長)は28日、平昌(ピョンチャン)五輪カーリング女子で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレの選手3人を迎えた講演会を開いた。全校生徒約490人が、相手の発言を肯定する「そだねー」の方言などが話題となった同チームのメンバーから前向きに取り組む姿勢について学んだ。
この日は、吉田知那美選手(28)、鈴木夕湖選手(27)、吉田夕梨花選手(26)が来校。3選手は、同校の相楽典子教諭(39)が北見常呂中学校に赴任していた際の教え子だったことから講演が実現した。
吉田知那美選手はロコ・ソラーレでは、失敗を誰かのせいにせず、メンバーで解決策を練ることや相手の発言を否定せず、言葉遣いに気を付けて話すよう心掛けていることを紹介。「相手の発言も、自分たちの可能性も否定しない」と強調し、五輪を経て「いろいろなやり方がある中で、どれが自分に合っているかを考え出さなければならないと感じた」と振り返った。
また、食事トレーニングの一環で、1食につき米を1合程度食べなければいけないことも明かし、生徒を驚かせていた。生徒会長の植田裕斗さん(3年)は「相手を肯定する姿勢や笑顔の大切さを学び、これからの生活に生かしたい」と謝辞を述べていた。