モデル年金、新たに5パターン 平均加入期間や収入を反映

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  • 2025年1月25日

  厚生労働省は、2025年度の公的年金支給額の公表に当たり、現役時代の働き方や平均的な収入などを反映した5パターンの「モデル年金」を新たに示した。受け取れる年金額をイメージしやすくする狙いがある。

  従来は、平均的な収入で40年間働いた会社員の夫と専業主婦だった妻の世帯の年金額のみを示していた。働き方の多様化などに対応するため、24年度に65歳になる人の平均的な年金加入歴や収入を基に新たなモデルをまとめた。

  現役時代に会社員だった人の25年度の年金額は、ボーナスを含む平均収入や厚生年金の平均加入期間を加味すると、男性が月17万3457円。女性は男性より収入が少なく、厚生年金加入期間も短いことから同13万2117円となった。

  自営業やフリーランスとして働き、主に国民年金に加入していた人は、男性が月6万2344円、女性が同6万636円。会社員の夫に扶養される「第3号被保険者」の期間が長かった女性は、同7万6810円となった。

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