女子アイスホッケーの2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選(2月6~9日、苫小牧市若草町のネピアアイスアリーナ)に向けて、23日夜に同アリーナ前でカウントダウンイルミネーションの点灯が始まった。発光ダイオード(LED)電球約1万8000個がともり、幻想的な空間が広がっている。
市と市スポーツ協会の共催。苫小牧では8年ぶりとなる五輪予選開催をPRし、4大会連続本戦出場を目指す日本代表「スマイルジャパン」を応援する機運を高める。地元企業の寄付を受け、同アリーナの正面入り口前に高さ3・6メートル、幅36メートルのイルミネーションや記念撮影スポットを設けた。
初日はアリーナ前で点灯式を行い、日本代表の小池詩織主将(31)=道路建設ペリグリン=をはじめ、細山田茜さん(32)=同=、黒須若菜さん(24)=同=、輪島夢叶さん(22)=同=の計4選手が参加して花を添えた。
選手や関係者がボタンを押して一斉に光がともると、訪れたホッケーファンたちから歓声が上がった。地元女子チーム、トヨタシグナスの大坂澪さん(13)=青翔中1年=は「きれいだし、スマイルジャパンの選手たちを近くで見られてうれしかった。全力で戦って絶対に勝ってほしい」と目を輝かせた。
小池主将は「ホームリンクの盛り上がった状態で試合ができることは私たちに力を与えてくれる」と笑顔を見せ「若手も自信を付けてきているので、力を出し切れば必ず結果はついてくる。(本番前の合宿で)完成度を高めていきたい」と気持ちを新たにした。
イルミネーションは2月9日まで、午後4~9時に点灯する。