登別市登別東町の水族館登別マリンパークニクスは2月16日まで、バレンタインにちなんだ魚類やヒトデ類など4種約70点を敷地内にあるニクス城4階の水槽で展示している。同館では初めてのバレンタイン企画で、企画展示課の濱田葵さん(21)は「仲の良い友達や恋人などで見に来てもらえたら」と話す。
水槽で泳ぐのは、イチゴパンツの異名を持つほどかわらしい模様が特徴で、まんじゅうのような丸い頭の形から命名された「マンジュウイシモチ」、見た目がクッキーのようでチョコチップシースターと呼ばれる「コブヒトデ」、球形に近い形状で20センチほどの大きさの「マンジュウヒトデ」の3種と、アニメ映画で知られるクマノミの仲間で赤い体色と丸い体が特徴の「ハマクマノミ」のペア。
水槽の中には二つのワイングラスにチョコレートに見立てたブロック玩具を入れ、周辺にはカップケーキ風の飾りを置いてムードを盛り上げている。
展示を企画したのは、動物好きで、名古屋市の動物系専門学校を卒業し、同館を運営する北海道マリンパークに昨春入社した濱田さん。閑散期に当たる1月下旬~2月の集客アイデアをスタッフで検討した際、バレンタインにちなむ色や形態、生態を持つ生物を展示する「あま~い水槽」を提案した。「(入社2年目の)自分にとって初めての企画。甘そうに見える生き物と仲良しペアの展示で、バレンタインムードを盛り上げたい」と意気込んでいる。
午前9時~午後5時(最終入園は同4時半)。