苫小牧市は17~28日、JR苫小牧駅前再整備に関して市と基本計画を策定するパートナー事業者を募集する。対象は単独または複数の事業者で構成されるグループで、市街地再開発事業の参画実績があることなどを応募資格要件に定めた。9月にも選定事業者とパートナー協定を結び、2026年8月までに基本計画を策定する。
市が策定した苫小牧駅周辺ビジョンや基本構想に基づき、新たな魅力とにぎわいのある駅周辺整備について、民間活力を導入して実現させるため企画提案を募る。市はホームページで募集要項を公表しており、17日から28日まで参加申込書を受け付け、3月上旬に応募資格審査の結果を通知する。
その後、旧商業施設「苫小牧駅前プラザエガオ」や旧市営バスターミナルなど既存建物の解体を含めた事業スキーム(計画)、スケジュールなどを示した企画提案書を提出してもらい、学識経験者ら6人で構成する選定委員会のヒアリングなどを経て、8月上旬に候補者を選定する。
市が示す基本構想では、駅前再整備想定区域として、苫小牧駅南口から旧商業施設や旧駅前バスターミナル周辺約3・3ヘクタールを設定。駅周辺に科学センター機能のサイエンスパークや子育て支援施設、商業スペースを備えた建物を、南側に駅前広場や公園、ホテルや市まちなか交流センター・ココトマの機能を持つ建物を配置し、東側もバスレーンや立体駐車場、オフィス、コワーキングスペースなどを想定している。
問い合わせは、市未来創造戦略室 電話0144(84)6146。