任天堂は5日、新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を発売した。2017年の初代スイッチ発売以来、約8年ぶりに投入された後継機の人気は高く、公式通販サイトの予約受け付けに応募が殺到。4月の初回抽選は日本だけで想定を大きく上回る約220万人が申し込むなど、話題を集めていた。
大手家電量販店も抽選で販売し、同日から当選者に商品を引き渡す。
スイッチ2の希望小売価格は4万9980円。初代よりも大きい7・9インチの液晶画面や、内蔵マイクで他のプレーヤーとオンラインで通話できる「ゲームチャット」などの新機能を搭載した。初代用ソフトの大半が利用でき、人気シリーズの最新作「マリオカート ワールド」など専用ソフトも同時発売した。
任天堂は、スイッチ2を初年度に1500万台販売する計画。初代は今年3月末までに累計1億5212万台販売したが、昨年度は前年度より約3割少ない1080万台と、ここ数年売れ行きが鈍っていた。
発売された任天堂の新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を購入する客=5日、東京都豊島区