台湾(たいわん)の台北(たいぺい)市で開かれた伝統行事のドラゴンボートレースで、龍(りゅう)をかたどった色あざやかな船が競(きそ)っています。旧暦(きゅうれき)の5月5日にあたる「端午(たんご)節」を祝うお祭りで、今年は5月30日から3日間行われました。
台湾で当局主催(しゅさい)の公式レースは、1974年に初めて行われました。当時は、当局と協力して中華(ちゅうか)文化復興運動を推進し、スポーツの普及(ふきゅう)を促進(そくしん)することが目的でした。
日本でも88年、大阪で初めてドラゴンボートの国際大会が開かれてから、人気が高まりました。台北市の大会でも、お祭りで行われるさまざまなイベントに世界中から多くの人が集まります。