大相撲の元横綱照ノ富士が新たに師匠となった伊勢ケ浜部屋が6月に恒例としている合宿が18日、堺市内で始まり、新師匠の下でたっぷりと約4時間、力士が稽古に励んだ。
9日付で部屋を継承した師匠は、幕下以下から尊富士や草野ら関取衆の申し合いまで手ぶりも交えて熱心に指導。合宿での狙いを「うまく相撲を取ろうと思っても、体の力がないと無理。最初に体づくりをしたい」と説明した。
師匠になった実感は、まだそれほど湧いていないようだが、「部屋をこれ以上に発展させる責任を持ってやっていく」と自覚十分に語った。
部屋付き親方だった元横綱白鵬が角界を去ったことでも、環境は変わった。弟子だった伯桜鵬は「寂しい思いはあるが、仕方ない。心機一転で気合を入れていきたい」と再出発を誓った。