ナイジェリアのヨルバ族が先祖の精霊(せいれい)に扮装(ふんそう)してダンスを楽しんでいます。5月に南西部オヨ州で開かれた「世界エグングン祭り」の様子です。顔が見えないカラフルな衣装(いしょう)の姿で、太鼓(たいこ)のリズムに合わせて軽快なステップやダイナミックな体の回転を見せます。
エグングンは、亡(な)くなった先祖の精霊がこの世に現れると信じるヨルバ族の伝統的なお祭りで、西アフリカや中南米に住む子孫たちが大切に守り続けています。お祭りは数日間続き、家族と先祖の絆(きずな)を強めてくれるそうです。
衣装は動物の革(かわ)や骨を使い、最高級の生地(きじ)で美しく仕立てます。アクロバチックな演技を引き立てるのに一役買っています。