「個からチームの成長へ」 イーグルスが陸上トレーニング開始

  • アイスホッケー, スポーツ, レッドイーグルス
  • 2024年6月18日
「個からチームの成長へ」
 イーグルスが陸上トレーニング開始

  アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は17日、苫小牧市総合体育館で今季の全体練習をスタートさせた。初日はウエート、フィジカルトレーニングなどで身体能力を測定した。

   トレーニング開始前、荻野順二監督は「個の成長をチームの成長につなげ、貢献してほしい。組織として戦っていけるよう一日一日の過程を大事にし、シーズンがいいスタートを切れるよう頑張っていこう」と選手たちを激励した。

   昨季に続きキャプテンを務めるFW中島彰吾は「試合まで3カ月。チームが強くなるために、個が強くなる必要がある。仲間でありながらライバルでもあるので、意識を高く持ってやっていこう」と呼び掛けた。

   今年、新たに就任した山下敬史コーチも選手たちの測定を見守った。山下コーチは「昨年まで選手だったので、コミュニケーションも取りやすいと思っている。いろいろアプローチしていきたい」と話す。7月に始まる氷上練習に向け「若い選手も入ってきたので、ブレークアウトや味方のサポート面など、細かい部分についても伝えていきたい」と話した。

 【 「チーム全体で同じ方向へ」 監督 荻野順二】

  ―選手たちの様子を見て。

   つらいメニューもあったが、みんな元気でよかった。現場で明るく、楽しく取り組めるような雰囲気作りを自分が率先してやっていきたいと思い、激励の声も掛けた。

  ―今季から副主将に就いたDF今勇輔について。

   年齢、ポジションのいずれにおいても、チームを引っ張っていってほしいという期待があるし、チームの中でそういった立ち位置でもあると思っている。

  ―昨季を踏まえ今季のチーム作りは。

   昨季、選手へ「成長」という目標をチームとして掲げて取り組んでもらったが、今年は「どういった部分を成長させていくのか」をより具体的に掲げている。それぞれがさらに成長し、チーム全体で同じ方向を向いていきたい。

  ―山下新コーチへの期待は。

   チームには若いDFの選手も多い。山下コーチはDF出身なので、DFじゃなければ気付かないような部分やDゾーンの守備といったことなど、どんどんアプローチしていってほしい。

 【 「ファンと喜べるシーズンに」 主将 中島彰吾】

  ―トレーニング初日を迎えて。

   昨季の悔しかった思いを、オフシーズンで改めて振り返りつつ、今季また戦えるように過ごしてきた。初日はみんな元気に顔を合わすことができてよかった。

  ―主将として2年目のシーズンとなるが。

   昨季はチームと個人のことを考えるバランスが難しかったが、経験を積んだことで多少の余裕はでてきたと感じている。今まではチーム全体の雰囲気などを感じ取るくらいが精いっぱいだったが、一人一人の思いや考えを聞き、向き合ってやっていくことで、また成長していきたい。

  ―シーズンへの意気込み。

   昨季は悔しい思いばかりだった。今年はチームを応援してくれるファンの皆さんと一緒に喜べるようなシーズンにしたいと思っているので、応援よろしくお願いします。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。