運動で将来の慢性痛リスク低下 

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  • 2024年6月6日
運動で将来の慢性痛リスク低下 

  余暇の時間に高い強度の身体活動を行っている人は、慢性痛(長期にわたる痛み)のリスクが低かったと、ノルウェーの研究グループが発表した。

   研究グループは、ノルウェーの住民研究に参加し、追跡期間中に慢性痛を報告した6834人(平均年齢55歳)を対象に、参加時に行っていた余暇時間の身体活動強度(低~高)と、7~8年後の慢性痛リスクとの関係を検討した。

   解析の結果、余暇の身体活動強度が低い人に比べ、高い人では7~8年後の慢性痛のリスクが低かった。具体的には、活動強度が低から中または中から高に一段階上がると、慢性痛リスクは5%低下。中等度~重度の慢性痛リスクは9%、体の広範囲に及ぶリスクは16%、広範囲に及ぶ中等度~重度のリスクは23%低下した。

  (メディカルトリビューン=時事)

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