アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道が20日、苫小牧市ときわスケートセンターで行われた錦岡小学校6年生のスケート授業に参加した。FW三田村康平、DF青山大基と橋本僚の3選手がスケーティングをアドバイスした。
児童約100人がリンク内を元気に走り回り、安全な転び方、滑走、ブレーキの仕方など、スケーティングの基礎を学んだ。授業の前に、選手たちがパスやシュートを披露するデモンストレーションを行うと、児童たちは「すごい」と歓声を上げた。
王子イーグルス時代に試合を見たことがある上田然大さんは「選手と会話できたし、優しく教えてくれて楽しかった。また試合を見に行きたいと思った」と笑顔。山形康太教諭は「身近にアイスホッケーのプロチームがあることを知って、よりスケートに親しんでもらえれば」と期待した。
「上手に滑ることができる児童が多かったし、純粋にスケートを楽しんでいる姿が印象的だった」と青山。授業では「重心を前に置くとブレーキをしやすい」などとアドバイスしていた。
三田村は「最初は氷を怖がっていた子たちも徐々に慣れてきて、コミュニケーションも取れた。自分が小学生の頃を思い出した」と回顧。教員免許を持つ橋本は「段階を踏んで教えることなど勉強になった。短い時間だったが、アイスホッケーを見たいと思う子供たちが増えるきっかけになれば」と話した。