「6年前の48歳の時、くつろぎサロンLiensりあんというエステサロンを夢をかなえて開業し、私の人生が一変しました」と自己紹介したのは、一般社団法人ネットワーク苫小牧主催の2023年フォーラムwith市議でテーブルごとに行われたトークセッションでのことです。6年前まで、自分がこのような場で自分の意見を話すようになるとは、夢にも思っていませんでした。
討論のテーマは「女性市議を増やすべきか?」「投票率を上げるには?」の二つ。個人的には、女性の意見を述べる人は必要。でも、そもそも市議という仕事や市政に興味がある女性は少ないように思います。家事や子育てに追われ、自分たちの生活のどこに市政が関わってくるのか、実感がありませんでした。たまに変わる児童手当の支給額や受給対象年齢。それがどの市議からの提案なのか分かるはずもなく、決まったことを受け止めるだけでしたから。
今回、テーブルには、3人の市議さんがいらっしゃって、その方たちと意見を交わせたことは、私にとってとても良い経験になりましたし、こうやって話ができる場がもっとあったら、もしかしたら、女性の立候補者が増えたり、その立候補者を応援したい女性たちが投票率を上げるのかもしれません。
「昨年の秋より苫小牧市のなでしこ就職応援事業に関わって、女性の仕事について、深く考えるようになりました。結婚、出産、育児で仕事のブランクがあっても自分らしく働けるように、微力ですが、背中を押せる活動をしたい」。これが自己紹介の締めの言葉です。
(イベントプロデューサー・苫小牧)