更年期に関する調査から、夏は体感温度の急激な変化で自律神経の乱れ「ホットフラッシュ」が起こる一方、冬は冷え性を訴える人が多く、季節によって症状に違いがあったと、漢方薬メーカーのクラシエ薬品(東京都港区)が発表した。
同社は7月、全国の45~54歳の女性412人を対象に、更年期の症状への悩みについて調査を実施した。
その結果、「夏に更年期症状が気になる」と答えた人は83.9%に上った。季節ごとの症状については、夏は「ホットフラッシュ」が20.4%と最多で、「めまい」「体力の低下・疲れやすい」が続いた。冬は冷え症が42.0%と最も多く、2位のホットフラッシュに比べ、30ポイント以上多かった。
一方で、直近1年以内に感じた心身の不調や悩みについて、「季節によって対処法を変えている」と答えた人は約1割にとどまった。
(メディカルトリビューン=時事)