寝具メーカーの西川(東京都中央区)が行った睡眠に関する調査で、約半数の人に不眠症の可能性があることが分かった。
7月、18~79歳の男女1万人に実施。
世界保健機関(WHO)などが作成した不眠尺度に基づき判定したところ、「軽度不眠症の可能性」(26・1%)、「中等度」(15・0%)、「重度」(6・1%)を合わせ、47・2%の人に不眠症の疑いがあった。年代別に見ると、20代が57・8%で最も多かった。
厚生労働省が公表しているライフステージごとの適正な睡眠時間の目安に照らし合わせると(3000人対象)、小・中学生、成人、高齢者では約半数以上が平日、休日とも睡眠時間を確保できていた。しかし、高校生の約8割は平日に適正な睡眠時間を取れていなかった。